2025年 10月 の投稿一覧

就労継続支援A型事業所に通所するにあたり不安なことの一例

就労継続支援A型事業所に通所するにあたり、不安なことありませんか?
聞きたくても聞きづらい。
その不安の一例と対策を、今日は5つほど、お伝えします。

  1. 一般就労につながるかが不安
    A型事業所では、実務経験を積むことができる一方で、一般就労を意識した訓練が少ない場合もあります。
    このため、「ここで働いても就職につながらないのでは」と不安を感じる人も多いです。
    対策としては、事業所見学時に「就労実績」「訓練内容」「職場体験制度」などをしっかり確認することが重要です。
  2. 体調面・出勤ペースへの不安
    就労継続支援A型では、週5日の出勤が求められることが多く、体調の波がある人にとっては大きな負担になります。
    無理をしてしまうと通所が続かなくなりやすいので、通勤時間や勤務時間を調整できるかを事前に確認し、支援員に体調の変化をこまめに伝えることが対策になります。
  3. 人間関係への不安
    利用者同士や職員との人間関係でストレスを感じるケースもあります。
    特に集団で作業を行う環境では、コミュニケーションの難しさが原因で孤立してしまうこともあります。対策としては、見学時に職場の雰囲気を観察したり、「支援員が間に入ってくれる体制があるか」を確認することが大切です。
  4. 収入・生活面の不安
    A型事業所では最低賃金が保障されるものの、勤務時間が短い場合や地域によっては生活費を補うには十分でないこともあります。
    生活を成り立たせるためには、障害年金・生活保護などの制度と併用することや、支援員と一緒に収支シミュレーションを行うことが有効です。また、ステップアップを目指して「長期的な就職支援計画」を立てることも安心につながります。
  5. 自分に合う環境かわからない不安
    仕事内容や支援体制、通勤距離が自分に合うか判断しづらいという声もあります。
    見学や体験利用を通して実際の作業内容や雰囲気を確かめ、安心して通える場所かどうか確認することが大切です。体験期間を設ける事業所も多いため、不安な場合は積極的に申し出ましょう。

これらの不安は誰もが感じる自然なものです。大切なのは、事前に情報を集め、支援員や家族、自治体の相談窓口と連携しながら、自分に合った事業所を選ぶことです。準備と相談を重ねれば、不安を「安心」に変えて前向きに働き始めることができます。

就労継続支援A型事業所利用の流れについて

就労継続支援A型事業所を利用するには、いくつかの段階的な手続きが必要です。
A型は、障がいがある人が雇用契約を結び、最低賃金以上の給与をもらいながら働ける福祉サービスです。利用までの具体的な流れと必要な手続きを以下に説明します。


利用までの手続きの流れ

  1. 市区町村または相談支援事業所への相談
    まずは、お住まいの市区町村の障がい福祉担当窓口や、指定特定相談支援事業所に相談します。     ここで「就労継続支援A型を利用したい」と意思を伝え、地域の事業所リストをもらいましょう。
  2. 事業所を探す・見学・体験利用
    希望する地域のA型事業所を探し、仕事内容やサポート体制を確認します。
    気になる事業所には直接問い合わせ、見学や体験利用を申し込みます。
    雰囲気や作業内容を実際に見て、自分に合っているか確認することが大切です。
  3. 面接・選考
    利用希望を伝えた事業所で面接や実技試験が行われる場合があります。
    事業所によっては、ハローワークを通じて求人応募と紹介状発行が必要になることもあります。
  4. サービス等利用計画案の作成
    就労支援を受ける目的や目標、希望する職種、支援内容について整理した「サービス等利用計画案」を作成します。これは、相談支援事業所の相談員と一緒に進めます。
  5. 自治体への申請と認定調査
    作成した計画案と障がい者手帳や医師の意見書などの必要書類を添えて、市区町村に申請します。自治体の担当者による面談や調査が行われ、サービス利用の可否が判断されます。
  6. 障がい福祉サービス受給者証の交付
    審査に通過すると「障がい福祉サービス受給者証」が交付されます。これがA型事業所を正式に利用するために必要な証明書です。
  7. 事業所との契約・利用開始
    受給者証を持参して事業所と「雇用契約」と「サービス利用契約」を結びます。
    契約内容(労働条件・勤務時間・給与・保険加入など)を確認し、双方が同意すると正式に勤務・利用開始となります。

手続きに必要な書類

  • 障がい者手帳、または医師の診断書・意見書
  • 住民票や本人確認書類
  • 医療機関や支援者の意見書(必要な場合)
  • サービス等利用計画案
  • その他、自治体が指定する添付書類

利用開始後の流れ

利用開始後は、職員による定期的な面談や職業サポートを受けながら働きます。
勤務実績や体調に応じて、支援内容を見直す場合もあります。
就労を継続できるよう、相談支援事業所や職員と連携してサポートを受けることが推奨されます。


このように、就労継続支援A型の利用には、自治体・相談支援事業所・事業所それぞれとの調整が必要です。全体として、相談から利用開始まで約1〜2か月程度かかるのが一般的です。

合同会社縁人 龍ヶ崎事業所(龍ヶ崎市:就労継続支援A型事業所の紹介)

はじめまして。
合同会社縁人 龍ヶ崎事業所です。

2025年春から、事業所オープン。
場所は、
茨城県龍ケ崎市光順田1692 城南ショッピングセンター2階です。
お問い合わせは、0297-79-6684 になります。
「就労継続支援A型事業所」として地域に根ざした活動を展開。
事業所は新築テナントビルの2階にあり、バリアフリー設計を徹底しており、車いすでも移動が容易なように洋式トイレや手すり、休憩室・相談室も完備されています。

龍ヶ崎事業所では、障害のある方の社会参加および一般就労へのステップアップを総合的に支援することを目的としています。
利用者は雇用契約を結び、最低賃金、保障です。
利用者それぞれの適性や体調に合わせて、施設内・施設外双方で多様な就労機会が設けられています。

  • 施設内作業:DM封入、金属部品組立、ポスティング、PC作業
    (テープ起こし、アンケート回答、動画編集など)、梱包や箱詰め、発送代行
  • 施設外作業:農作業(提携企業での農作業)、宅配弁当の盛り付け・洗い物・食材準備、不動産会社での清掃・草刈り等
    ※一部、行ってない作業が、あります。作業内容につきましては、ご相談させていただきます。
  • 利用者定員:施設内20名、施設外20名
  • 勤務時間:9:00~14:30
    受動喫煙対策:館内禁煙となっています。

    「社会のエンジンとなる人材の育成」「社会と障がい者の縁を結ぶ」「障がい者を多面的に支援する」という理念を掲げ、利用者の個性や挑戦を大切にし、納得できる社会参加の機会提供を重視しています。
    職場は、多様性と包摂性を重視しています。

    龍ヶ崎事業所は、誰もが社会で活躍できる場を創出し、個々の挑戦や成長を丁寧に支える事業所として評価されています。
    障害のある方の人生に、より多くの選択肢や可能性をもたらす施設ですので、関心がある方や相談希望の方はお気軽に問い合わせください。お待ちしております!!
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